スポンサーサイト

  • 2014.12.06 Saturday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -
  • -
  • -

西側の壁

  • 2014.10.31 Friday
ハリルが急いで処理しようとしていた西側の壁は、結局、漆喰は塗っていない。その代わり、去年窓を取り替えたためにレンガがむき出しになってしまった壁の一部を、銀色の素材で覆う作業をする職人が来た。



職人は、銀色の防水シートを切って、ガスバーナーを燃やして貼りつけていた。ほんのちょっとの面積を仕上げるのに、マッチを一箱以上消費していたのだが、いったいどうしたらそういうことになるのだろうか。


こどもが助手。一丁前に働いていた

これで窓枠や壁からの浸水はないと保証していたそうだが、よく見ると、アルミの窓枠に銀色のシートがべったり貼りついて、ガラス窓に掛かる勢いの部分もある。いくらクミシュテペとはいえ、こういう雑な仕事をする人はいい職人だとは思えない。中古のガスバーナーを買った人が、それを使ってお金を稼ごうとしているだけなんじゃないだろうか? と、あらぬ疑いをかけてしまう。



これで、とりあえず窓枠と壁からの雨漏りはなくなるというわけだ。ただ豪雨のときの雨漏りは、わたしの分析によれば、窓枠と窓ガラスのあいだから入ってきていたのである。これだけでは雨漏りを完全には防げない。
そこで雨がなだれ込んでくる窓の上部分を覆うように、小さな屋根をつけられないかと別の職人に聞いたところ、現場を見に来た上で、そういうことはできないとのことだった。はい、そうですか。
店舗なんかでつけているビニールの覆いをかければいいとのことだったが、それはオレンジ色の変なかたちの屋根のことだ。一年くらいで破れそうだし、いいアイディアとは思えない。動物たちはどう思っているんだろうか。


「もうちょっといい方法があると思うよ」(ジャポン)


「シートの貼り方よくないね」(バートゥル)


「ボクを撫でて! かわいがって!」(ガチガチ)


「どーでもいいよzzzz」(バグティ+キング)


「おうちに入りたい」(ロミ夫)

自分で鉄板を切って屋根を作ろうかとも考えたが、結局は日本で防水シートを買ってこようと結論づけた。窓が隠れるようにシートをベランダから吊るせば、少しは雨漏りを防げるのではないだろうか。あとは、隙間テープで窓枠と窓のあいだの隙間を塞ごうと思っている。
観音開きの窓の雨漏りを防ぐいいアイディアがあったら、なんでもいいので教えてください。

家の外装

  • 2014.10.27 Monday
新しい職人は、仕事が早い。たった5日来ただけで、残っているほとんどの壁を白くしてしまった。離れの外装は終わり、二階の壁も白くなった。


うずら飼育は終了しました


ロチ。背景が白いと洗練されて見える?

お隣さんとの境にある壁も、このとおり。母屋からトレイまでのあいだは補強され、またきれいになった。




白壁とオリーブと猫。


まるでギリシャ!

肝心の母屋は、二階の居住部分が半分、完成した。
日本へ向けてクミシュテペを出るまで一週間を切ったので、もうこれで十分だと思ったが、ハリルは西側の壁をどうしても塗り終えたいという。




雨漏り注意の西側

職人は用事があって遠くの町に出かけているのだが、帰ってきたらこの面も白くしてくれるそうだ。どう考えても出発直前になるだろう。だいじょうぶかいな。


ガチガチ。群れのリーダーとなったが、餌を独り占めするので犬望がない

おまけで、ガチガチ。猫にかまっていると、すぐに駆けてきて「ボクもボクも」とねだってくる。ガチガチは愛情ねだり屋 No.1 の犬だ。いつもとにかく、かまってほしいのだ。前足を出して、人間にサラーム(あいさつ)をするのが得意である。

職人が交代

  • 2014.10.22 Wednesday
昨日は朝早く、いつもどおり職人が来たと思ったら、外にいたハリルと言い合いになっているのが聞こえてきた。そしてどうやら、彼らはその場で解雇となったようだ。職人としては、「もう来てやらない」ということかもしれないが。
ハリルが言うには、彼らは今日お金をもらいたいので、これまでした仕事の量を測りたいと言い出したそうだ。壁職人は仕事をした面積に応じて、報酬が支払われる。これまでにも何度か前借があったし、いつもカネカネ言っているとハリルは怒っていたのだが、その奥には、彼らが例によって薬物をやっているのではないかという疑念もあったのだと思う。
薬物をやっていると、それを買うお金ほしさに物を盗んだりするのが問題だ。それから、その場合当然仲間でやっているので、その仲間たちが出入りしたりすると泥棒の確率が上がる。現行犯で捕まえたことがないので言い切ることはできないのだが、わたしとしても疑いたくなる要素はいくつかある。
わたしは出入りする職人の食べっぷり、砂糖の消費っぷり、表情、体型、またトイレの内容を観察している。トイレはブツをまともに観ているわけではないが、その匂いや残留物の固さなど、判断材料はあるものだ。イランの人は、トイレで自分のしたものを水で流す発想がないようなので、自然と分かってしまうということもある。掃除のおばちゃんとしてはね。イランのトイレはおしりは水洗なのだが、便器は自動水洗ではないのだ。
ちょっと脱線したが、この職人が来て以降、雄犬のアジダルがいなくなった。彼らの仲間が、アジダルの首に紐をかけているのをハリルは見たことがある。子犬のボウディが夕方以降いなくなったこともあった(夜、ハリルが職人に怒りの電話を入れた後、庭で発見)。メロンが食べられた(これは先方も認めている)。期間が短いので、目だって気になることはこのくらいだが、去年の顛末のあとなので、ハリルもわたしも疑心暗鬼になっていることは確かだ。
いずれにしても、この職人はもう来ないことになったそうで、新しい人が働くことになった。新しい職人はトイレの外装をしてくれた人で、仕事がとても早く、健康そうなのでわたしもいい印象を持っている。


ついに母屋が白くなる!


前の職人が残していった壁


午前中にこの面は終わり


職人が戻してきたランチのトレー

食べっぷり OK。砂糖の消費率 OK。体の動きもきびきびして、彼は薬物をやっていないと高い確率で信じることができる。午後のお茶を出したら、「茶はいらねえ!」と威勢がいい。休憩なしに午後の仕事を終えるとは頼もしい。あと数日、日本へ帰るまでのあいだ、できる限りがんばってほしいと思う。期待しないけどさ。

家禽小屋の外装

  • 2014.10.18 Saturday
自宅の地上階の工事は、のんびりと進んでいる。居住空間を造る前に、その下に石を 60cm 敷き詰める作業があるので、その基礎工事の段階なのだ。日本なら一日で終わりそうな作業だが、ここではこうだ。



基礎工事部分のなかに、将来壁となる部分に低い壁を、奥の方から職人が造る。壁の仕切りが一つできたら、ナーセルが隣町まで行き、ダンプに石を積んで帰ってくる。それを何日もかけて何度も繰り返し、家の前の道路に積み上げておく。石が溜まったらリフトに乗り換えて、石を持ち上げて壁の内側に落とす(その際、リフトが壁を一部壊してしまう)。そのあと別の働き手が来て、腕とシャベルを使って石を壁の高さいっぱいに均す。そうしたらまた職人が壊れた壁を直し、次の壁をこしらえて、ナーセルが石を落とす。その工程の、いまは二段階目だ。日本へ一時帰国するまでに、地上階全体の基礎工事はもちろん終わらないだろう。
さて、職人はいま家禽小屋の外装に取りかかっている。家禽小屋といっても、ウズラはあと十羽くらいしかいないので、ここはもうすぐ小さな家に戻るのだ。


入居者募集中

牛の世話をする人を住まわせるために、牛小屋のわきにこの家を建てたのは十数年前だそうだ。だが、その目的で使われたことはなかった。きれいになったら、ボーダさんあたり、引っ越してきてくれないかな〜。





二階は三方に窓があって明るく、とてもすてきな部屋だ。お隣さんの家は広い庭に羊が放牧されていて眺めもいい。入り口のある反対側は、天気がよければ山脈も見える。





レンガの壁の上にセメントを塗り、その上に塗っている白いものはライムストーンと呼ばれる石灰岩だそうだ。要するに、漆喰だ。
見事な秋晴れの今日、家が白くなり初めて、少しだけ希望が湧いてきた。自宅は自分たちが死ぬまでに完成しないんじゃないか… などと本気で考えることもあるのだから。


お隣さんの鶏たち。いつもうちに食べにくる

家の工事

  • 2014.09.24 Wednesday
夏のあいだに終わらせるはずだった家の地上階の工事は、一ヶ月以上滞ったままだ。この家は二階が居住部分で、以前は飼料を保管していた地上階は、いまやほとんど用途のない倉庫になっている。



二階は北向きで風通しがよく、夏を過ごすにはとてもいい環境だ。しかし冬にはその条件が裏目に出て、ひどく寒い家となる。おまけにサロンが大きすぎて暖房器具が効かないので、食事やお茶は向かって左端にある台所で用意し、右端にある寝室まで運んでとることになる。端から端まで、18 メートルくらいあると思う。あるいは、ダウンジャケットを着こんで、台所の脇のダイニングに座るか。いずれにしても不便だし、台所は8℃くらいなので寒くてしょうがない。去年は暖房器具がひとつ壊れたときにたまたま泊り客が来て、居場所のなくなったわたしはひどい風邪をひいてしまい、しばらく心も体も落ち込んだ状態になったのだった。暗くて寒いと誰でも鬱になるとハリルは言うけれど、わたしはスウェーデンで気分が落ち込んだことはなかったと記憶している。「ここには別の原因があるのだ」と言えば、それはわたし自身が作り出しているものだってさ! まあ、それもあるかもしれないが。
さて、地上階は間取りを決めてある。もちろん、わたしが考えた内容で、今回は手描きで製図を用意した。二階は LDK がつながっていてそれが暖房が効かない原因になっているので、今度は台所もダイニングも壁で仕切ったり、玄関近くにバスルームを持ってきたりして、工夫をしたつもり。南側は、お隣さんの許可が出ないので、窓を足したり外装を施したり、向こう側にかかってしまう工事はできないことになった。まったくばかげた話だが、これは現実である。
庭に面した北側は、窓を設置する予定のところに穴を開けた。そのほかに、外壁をセメントで固める作業もだいたい終わったようだ。それが乾くのを待って、白いセメントを塗りかぶせるとのことだが、この分だとそれは来年の春以降になるだろう。



地上階は高さがありすぎるので、地面から 60cm くらい土を盛ることになった。そうしないと、ほとんど天井のそばにある窓に手が届かなかったり、部屋の容積が大きすぎたり(暖房が効かない)するからだ。上の写真のとおり、奥(東側)は二つの寝室となる。壁を設置する予定の場所に、レンガで枠を作り、その中に石を含んだ土を盛りこむのだが、ナーセルがダンプで何回にも分けて土を買ってきて、ここまで作業してくれた。しかしよく見ると枠の一部を壊しているではないか!



ハリルもナーセルも「そんなのは問題ない。すぐ直せる」と言っていたが、様子を見にきた職人はちょっと怒っていたようだ。昨日はナーセルがわたしに「時間があったら、この山を向こう側に崩して平らにしてくれ」と言う。まったく容赦ない。今朝、いつもの仕事のあとに自分の手と足を使って土砂崩れを作りながら、汗が出るまで作業したのだが、遠くから見たら山の高さはほとんど変わっていなかった。まずは大きな石を取り出して床に投げて、砂だけになったところを手足で掻きだす。割れたレンガとかガラスとか、ごみもなんでも入れていいというので、庭中から瓦礫を集めてきて入れている。庭が片づくし、ガラス瓶なんかを投げ入れると「ガシャン!」と大きな音がしてすっきりする。むしゃくしゃしたときのために、とっておきたい作業だ。



職人が枠を準備したのは奥の二部屋だけで、残りは上の写真のとおり、手が着いていない。東側(奥)から順々に仕事をしてくはずだが、今年はもう寝室の土台ができたらそれでおしまいだろう。11月には日本へ一時帰国する予定なので、あと一ヶ月しか時間はないからだ。


家の西側

家の中でも一番問題のある、西側の壁。西はカスピ海なので、暴風雨の際に窓から雨漏りしたりする。一応、防水用の布を貼ってあるのだが、これがみずぼらしいので別のテクニックに変えたいと思っている。二階の右側の窓は、去年サイズを変えて入れ直したので、一部分壁がむき出しになっている。布を剥がして二階から一階までつるんときれいになるのは、再来年くらいだろうか。
ちなみに、手前の小さな緑色の沼は、使った生活用水が流れ出る排水路。外装工事をさせてくれないお隣さんが、うちの排水を堰き止めているので水路に流れず、家の前に溜まっている。お隣さんは、うちの水は汚いと思っているようだ。ちなみにクミシュテペにも、潔癖症の人はけっこういるそうなのだ。
こんな散々な家の工事状況だが、わたし自身はこんなふうに思っている。去年帰国した際に「こんなところに日本人」とか「ナゼそこに日本人」とか「世界の日本人妻」などのテレビ番組を興味深く見たのだが、世界中の色々な場所に住む日本人たちの生活模様や家の問題を知るうちに、わたしは「うちでよかった…」「イランでマシだった…」などと思うようになったのだった。ほかの人もうちの状況を見て、そう思っているに違いないけど。

工事再開

  • 2014.08.02 Saturday
断食月前に始まった家の工事は、一ヶ月の休憩をはさんで再開された。こちらの都合で職人に休んでもらう日が続いているものの、今回の職人は信頼できる人のようなので期待したい。職人がよくても、日々入れ替わるその助手がどういう人か分からない場合もあるので、完全には安心できない。いま来ている職人はおもに塀を造ったりセメントを塗ったりする人なので、セメントを捏ねる助手を一人か二人つけて作業している。
家の地上階は今のところほとんど使い道のない倉庫のままだ。ここをきれいにして、冬のあいだの住まいにしようと思っている。寝室はもちろんのこと、台所や食事をとる部屋も壁で仕切って、暖房効率をあげるのが大きな目的だ。ただその前に、天井が異常に高いことになっているので、床を60cmほどあげる作業が始まった。部屋ごとにレンガで囲って、湿気防止いなる材料で埋めるそうだ。




途中に補強となる形を入れてある


助手がセメントを用意し、職人が造る

職人たちは朝8時に来て作業を始めるのだが、10時にお茶、1時にお昼ご飯、4時にまたお茶を出す必要がある。自分たちの食事やお茶のことも含めると、一日中台所仕事に追われる感じだ。さらに犬猫のえさやりや牛の搾乳作業をやっていると、そのほかのことはほとんどできなくなるので、職人が来る日はてんてこ舞い。色々と助けてくれるボーダさんが帰ってしまったらさらに大変になりそうだが、快適に過ごせる冬の日をめざして、がんばるっきゃない!

家の工事始まる

  • 2014.06.23 Monday
またしても突然、家の工事が始まった。去年は住んでいる二階部分の内装を始めて、ひどい目にあった。職人たちと、当時雇っていた甥っ子たちの食事とお茶の支度を一日中する日が 2〜3ヶ月続き、しかも甥っ子も職人もグルで悪い奴らだったので仕事は終わらず、その後裁判になって、仕方の分からないハリルに今では数百万トマンの支払いという判決が下りそうになっている。職人たちは家の内外から物を盗んだし、甥っ子たちはトラックや重機を壊して修理代がかさんだにもかかわらず、この始末だ。まともに現実に向き合うと、みじめな気持ちになる(ので気にしない)。
さて、気を取り直して今年の工事だ。職人はハリルの友人の親戚で、いい人だとハリルは保証している(が、わたしは信用していない)。家の地上階を造るのが主な計画だが、まずは庭の崩れそうになっている壁を補修してくれた。


職人と助手一人ですべての作業をするそうだ


バグティ(♂)

犬は、砂などを積み上げると必ずその一番上に乗ってくつろぎたがる。冷たいから気持ちがいいのか、山を征服した気持ちになるのか、どの犬も同じことをする。


セメントで、縦にいくつか筋を入れて


すべての面を塗ったら完成

これで完成かと思ったら、この上にトイレの壁のように白い色を塗るそうだ。積み上げただけのレンガの方が色もきれいだし風情もあるのだが、この壁はかなり隙間ができてしまったので、セメントで補強しなければならなかったのだ。



壁が終わったら、職人は地上階の外装の作業を始めた。ここもセメントで固めて、白い色にする。タイルを貼るなどいろいろ検討したものの、クラシックなこの方法が堅実で値段も安いとのことだった。
この家は一階と二階合わせて 280 平米だそうだ。ここまで建てておいてなんだが、ハリルとわたしだけが住むのなら、小さな平屋建てで十分だったと思う。間取りを計画しながら「全部壊して建て直したい」と何度思ったことだろう。嫌いになりそうなこの家を、なんとか住みやすくしたいものだ。


最年少のバグティ

布団カバーとシーツ

  • 2014.04.17 Thursday
ミシンはモーターが新しくなって問題なく縫えるようになったと思ったら、今度は下糸を巻く部分の金属がボロッと崩れて、壊れてしまった。それでも、その部分は直さなくても、奇妙なテクニックを用いて下糸を巻く方法をアーフンが教えてくれたので、今後はそうすることにした。アーフンがやったときは簡単そうに見えたのに、いざ自分でやるとなると、意外と難しくてうまくいかない。



そこで、なんとハリルが巻いてくれた。金属の輪の部分の回転を利用して、下糸を巻くのだ。ボビンの中央に細い棒を入れて、ボビン自体を回転する金属にくっつけながら回し、巻く。ボビンをうまく引っかけるのは難しいが、練習して覚えるしかなさそうだ。それさえクリアすれば、ミシンが問題なく使えるのだから。
そして長いあいだ待っていた、布団カバーとシーツがようやく完成した。布団は義母からもらっていた手縫いの綿布団なのだが、カバーをかけずに使ったら大変なことになるので(すでに二枚だめにしている)、ずっと待っていたのだ。そのあいだ、化繊の毛布しかなかったので皮膚がかゆくなったりして寝心地がとても悪かった。でも肉体労働をして疲れていると、寝床が快適でなくても熟睡できるということは、本当なのである。



縫ったといっても、生地の端を三つ折りにして縫っただけ。2m幅の生地を13m買って、3mは布団カバーに、10mは4枚のシーツになった。ちなみに布団カバーは布団本体に縫いつけてあるので、洗濯のたびにまた手縫いすることになる。化繊の毛布で寝ることを考えたらそれは苦にならないが、イランに来た当初、義母の家で布団カバーを縫いつける作業をするように言われて、腹を立てたことを思い出した。それを思うと、今は自分で生地を買うことができるようになったし、針や糸の太さも選べるようになったし、洗濯機だってあるし、いろいろと進歩したのだと実感できる。

でもやっぱり、綿の掛け布団まで縫う気にはなれないので、日本から羽根布団を送ってもらうことにした。今頃わたしの羽根布団は太平洋の上を運ばれていることだろう。もちろん、既成品のカバーと一緒に。
泊り客があんがいよく来るので、トルクメンたちは家に布団をたくさん持っている。うちは満足に布団がないので、お客さんたちに居心地の悪い思いをさせてきた。ま、完成していない家に押しかけてくるのだから、仕方がないけどね。この夏はわたしも羊毛で敷布団を作って、将来のお客さんに備えたいと思う。

窓に障子紙を貼る

  • 2014.03.21 Friday
うちのように、観音開きの窓にはいったいどんなカーテンをつけるべきなんだろうか。構造的に可能なのは、窓枠の上の壁に長いレールを取り付けて、そこから両脇に開けることができるカーテンだ。けれど、観音開きの窓の外側にカーテンが垂れているのは、格好がわるい気がする。もう一つは、窓そのものに軽いカーテンを吊り下げる方法。それもなんだか、ちまちましている。
スウェーデンのフラットではカーテンを下げていなかったが、そのお国柄か、家の中で裸で過ごそうとどうしようと、それをのぞき込んで問題にする人はいなかった。ところがイランイスラム共和国では、そうはいかない。近所の人がどこまで見ているか分からないので(かなり見ているはず)、窓から家の中が見えないようにする必要がある。
そこで、わたしは窓そのものにコピー用紙を貼ってカーテン代わりにしてみたのだが、場所も取らないし光も通すので案外いい方法だと思っていた。ところが一時帰国から戻ってきたら、それがこんなことになっていた。



黄色いのは料理をした際の油のようだ。家じゅうを飛び回って、窓に貼った紙に吸収されたようだが、ということは家じゅうの壁やら家具やらにも同じく油がついているということだろうか。恐ろしや〜。また冬だったので、紙にはカビも生えていた。
そこでもちろん、紙の張り替えをした。今回は日本から、障子紙と糊と刷毛を持ってきたので準備万端だ。窓に障子紙を貼るというこのアイディアは、Can of Good Goodiesというブログを書いているpapricaさんの記事を読んで、真似することにしたのだった。肝心の作業を始めるときになってその記事を読み直そうと思ったら、停電してしまったのだが…。



上の写真は、玄関ドアに障子紙を貼ったもの。上の方は外を覗くことができるように、紙を貼っていない。



上の写真は、サロンにある窓。同じ形があと二つある。



これでとりあえずのところ、カーテン問題は解決だ。
春分の日の今日、イランは新年を迎えた。これからだんだん暖かくなって、暑い夏の気候が続く。窓の防寒問題は、冬にまた考えなくてはならないが、軽く半年は安泰だろう。





おまけに、今回買ってきた糊(上の写真)。鍋に水とともに入れて混ぜ、火にかけ、沸騰したら弱火で一分煮ててきあがり。窓に塗って固まってしまっても、霧吹きをするとすぐに馴染むので扱いやすかった。ジョイフル本田(ホームセンター)で、一袋70円くらいだったと思う。

ファンの掃除

  • 2014.03.08 Saturday
イランではもうすぐ、新年を迎える。新年と同時に春がやってくるので、みんなそれを待ちわびているけれど、まだ雨や曇りの寒い日が続いている。晴れの日がきたら町中でいっせいに敷物を洗ったり干したりして、大掃除が始まるはずだ。
わたしも少しずつ家の中の掃除を始めている。窓の掃除や、パーツがこぼれ落ちていた道具箱の整理やら、冬のあいだ寒くて放ってあったものを整頓したら、まるで空気が入れ替わったように気持ちがいい。
気分がよくなったので、これまた一度も掃除をしたことがなかったファンまできれいにすることにした。部屋の中には夏に使う大きなファンがひとつだけ天井に吊り下げてある。これは自分たちで買ったわけではなくて、以前にここに住んでいた若い夫婦がつけたものだ。牛の世話のために彼を雇っていたので、牛小屋のあるこの建物に住まわせていたのだが、解雇したときにファンは忘れていったようだ。スウィッチを入れると大きな音をさせてぐるんぐるんと大仰に回るので、日本から取材にきたテレビ番組のスタッフは不安そうにじっと見上げていた。



普段なかなか上を見ないので忘れていたが、ファンには無数の黒い点々の汚れがついている。これは、夏に無数に発生するハエの糞なのだ。文句なしに汚い。こんな状態で何ヶ月も放っておくとは、我ながら呆れてしまう。



酢と水を混ぜたものを雑巾に含ませて、ファン全体をきれいに拭いた。酢水はスプレーボトルに入れて、風呂場やトイレの掃除に使うととても便利だ。スプレーしてしばらく置いておくと、水垢や汚物の汚れがするっと取れる。もちろん、ブラシなどでこすったりする必要はあるけれど、そうするとピカピカのタイルやステンレスに生まれ変わる。



錆びたところは黒いままだが、ハエの糞はきれいに落ちて、プロペラは生まれ変わった。天井や壁ができていないという別の問題は残っているけどね。

記事一覧

カテゴリ

アーカイヴ

プロフィール

コメント

PR

リンク

このサイトを検索

その他

モバイル

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM