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  • 2014.12.06 Saturday

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ジャポン

  • 2014.11.01 Saturday
ある朝、知らない犬がうちの庭に入ってきて骨をしゃぶっていた。


どろんこ

と思ったら、ジャポンだった! 顔を中心に全身泥だらけになって、元の姿が判別不明だ。どこで何をしたのか知らないが、しょうがないなあ、あとでブラッシングしてやろうと思っていた。



ところがハリルが言うには、ジャポンは体中に噛まれたあとがあったのだそうだ。おそらく雌犬を巡ってケンカをしたのだろう。彼は気は勇ましいのだが、いつもボコボコにされて満身創痍でいることが多い。本当は気がやさしい犬なのだ。骨をしゃぶっていたのは、傷だらけになって、回復するためになにか食べたかったのだろう。急いでパンをやったら足のあいだに挟んで食べていた。それをほかの犬が取ろうとすると唸るジャポンだが、猫のバートゥルがかけらを横どりするのはじっと見ているだけ。子犬が遊び始めると相手をしてやるのも、いつもジャポンだった。寝ているときに子犬や猫が近づくと、寝ぼけて「ウォフ!」と吠えるのだが、まちがった相手に吠えてしまったことに気づくと「フゥン…」と、しょげたようなため息をつきながら、肩を落とすのだ。


奥がジャポン、手前はバグティ

バグティも、ジャポンに似た性質を持っている。子犬や子猫の前ではひれ伏して、自分が怖くないことを表現する。牛とも友達になろうとしているのをこのあいだ見てしまった。


バグティ(♂)

今うちには5匹の犬がいるが、ジャポンとバグティが若くて頼りになる2匹だ。リーダーはガチガチだが、彼は遠くで物音がすると「ワン! ワン!」と吠えながら敷地を出て行く。出て行きながら(おい、援護ついてるのか?)といった様子で後方を何度もふり返る。なかまの援護がないと、敵に向かうことができないのである。しばらくしてジャポンとバグティが後を追うと、ガチガチはまた先頭に出るかのような勢いがついてくる。とっても分かりやすいのだ。
元リーダーのキングはその点、行くとなったら「周りは関係ない、オレが行くんだ!」という姿勢だ。ただ老いてしまって、目もよく見えないので、瞬発力はなくなってしまった。


キング(♂)

もう一匹の老犬ガランキは色々と問題のある雌犬だったが、今はだいぶ老けてしまい、よろよろしている。彼女はたぶん、キングのことを愛している。キングが昼寝の場所を変えるたびに、ガランキもついて行っているのだ。だがキングはおそらく、ガランキをなんとも思っていない。一度は彼のこどもを3匹産んだガランキだが、そのあとはキングは近づいてくれず、ガチガチの子を産んだだけだった。しおらしいと思いきや、発情期になると老婆がやたら艶めかしくなるのだから恐ろしい。


キングに寄り添うガランキ

ジャポンの話に戻すと、彼は産まれたときに額にくっきりまるい模様があって、日の丸のようだったからそういう名前をつけた。でも呼ぶときのことをうっかり忘れていたようだ。「ジャポン!」「ジャポン!」とわたしが呼ぶと、なんだか自身を呼んでいるような感覚に陥って、恥ずかしいのだった。

猫箱

  • 2014.10.23 Thursday
11月に入ったら、一時帰国することになっている。期間は四週間なのだが、そのあいだの猫のことを今からとても心配している。弟のナーセルに任せていくので牛と犬は安心だとしても、猫に関してはそうでもない。毎日餌をやってくれるのか、餌がちゃんと六匹ともにいきわたるのか、不安材料がいくつもある。
チーちゃんとロミ夫はもともと家の中で飼っていたので、今でもときどき家に入れて、たまごをやったりして、特別扱いしている。夜、部屋の中で一緒に寝ることもある。この二匹は特別扱いがなくなったら、どうするのだろう。精神的に弱くなったりしないだろうか。意外と、環境には適応するのかな。


ロミ夫


チーちゃん

それから寒さが増してくることも、心配事のひとつだ。クミシュテペではどの猫も外で寝ているのでなんとかなるとは思うが、やはり猫ハウスはいるだろう。去年は四匹と一緒にストーブを焚いた部屋で寝ていたけれど、さすがに六匹は無理である。ましてや、トイレトレーニングをしていない猫が三匹もいるのだから。
最近「ほぼ日」のあるコンテンツを読んでいて、猫のために電気カーペットを用意するアイディアを知った。これはうちでもできそうだ。帰ってくるまでとりあえず段ボールの家を置いておいて、日本から湯たんぽを買ってくればいい。猫のために毎晩お湯を沸かして湯たんぽを置きに行くことになるが、わたしは彼らのためなら手間は惜しまない覚悟だ。
そこでさっそく、猫箱を用意した。



これはトイレの脇の手洗いの部屋なので、雨風を避けることができると思う。積んであった資材の上に乗せるとちょうどよかった。


タイちゃん。やらせで写真を撮ろうと思ったら、出てきてしまったね

おそらく、ガウシャンとタイちゃん、バートゥルあたりが入って使うだろう。その三匹には箱の存在を教えておいた。でも昨日の夜も今朝も、彼らが入っているところはまだ見たことがない。中に敷いた羊の皮がくさいのかもしれない。

牛の餌づくり

  • 2014.10.13 Monday
羊たちに餌をやって小屋の扉を閉めたら、今度は牛の餌を調合する仕事が待っている。



ブロック塀で囲まれたこの場所には、トマトが蓄えられている。正確にいうとこれは、トマトペーストを製造した際の残リだそうだ。イランではトマトペーストがよく料理に使われる。トマトペーストは文字通りペースト状で、ケチャップやピュレよりも密度が濃いものだ。たいてい、缶詰になって売っている。ハリルはそのトマトペーストの残りを工場から安く買ってきて、この場所にギュッと詰めて密封して保存している。粉状になった干し草に混ぜて牛や羊にやるのだが、空気に触れると腐ってしまうので、毎日少しずつ取り出して混ぜているというわけだ。



4〜5袋に分けて詰めたら、それをバイクに載せて家に戻る。ナーセルがいるときはリフトに載せて持ってきてくれるときもあるが、大体ハリルが運んでくるので、彼のバイクはしょっちゅう壊れている。



こうやって荷物を載せて、後部座席にはわたしが乗る。軽く 200kg は超えているだろう。しかも、このあとハリルはもう一度南庭に戻って残りの袋を持ってきた。家では待ちくたびれている牛たちを繋いで、ようやく餌をやることができる。日が短くなったので、その頃にはもう辺りは真っ暗だが、こうしてようやく一日の仕事が完了する。

羊の放牧

  • 2014.10.13 Monday
午後のお茶を飲んだあと、ハリルは南庭に行って羊の世話をし、牛の餌を抱えて帰ってくる。戻ってくるのはいつもとうに日が暮れたあとなので、わたしは家にいる牛たちと一緒にやきもきして待っている。
南庭にナーセルがいないときは、わたしもついて行って手伝いをすることがある。小さな羊の群れなのだが、その扱いがハリルひとりでは難しくなるからだ。


草を食べる羊たち

羊たちには栄養のある餌をたくさん食べさせて、太ったら肉として売ることになっている。順調に太ってきている羊がいる一方で、もうすぐ死にそうな羊もいる。この羊たちは大きな群れのなかでも弱ってしまった一群なので、すでに手遅れの羊も混じっているようだ。羊が弱るにはいくつか原因があるのだが、一番多いのは寒い冬や暑い夏にダメージを受けてしまうことだという。気候変動によって極端な寒さや暑さが続いているので、クミシュテペでも羊の商売は厳しいものになってきている。代々続いた羊飼いの家も、廃業している人がいるそうだ。





ハリルが羊の餌を調合しているあいだ、群れを庭の外に出して放牧するのがわたしの仕事だ。誰もいない空き地で羊を見張るだけの優雅な仕事なのだが、この羊たちは早く餌場に戻ってパワーフードを食べたいので、草をちょっと齧ったらすぐに庭に戻ろうとしてしまう。そうかと思えば、反対側のお隣さんのラクダ用の餌場に突進したりする。一頭が走り出すと反射的に群れ全体が動くので、たまったもんじゃない。先頭の羊より先に出て(走って)、群れを追い返さなくてはならないのだから。間に合わない場合は、杖を放り投げたり叫んだりしながら、なんとかして群れの暴走を阻止する。こういうことをプロとしてできる羊飼いは、本当におもしろいと思う。「プシャ!」とか「プルルルル」とか、羊へのかけ声はいろいろあって、進めも止まれも指示できるのだ。


ヤギも二頭混じっている

ヤギは羊よりもすばしっこくて、高いところに登れるので悪さもする。この群れにはヤギが二頭だけいるのだが、彼らはいつも角を突き合って遊んでいる。前足を幽霊みたいな恰好で持ち上げて、後ろ足で立ったと思ったら少しためて、体をねじりながら角を振り下ろす。カツンカツンとお互いの角に当てて、相撲を取っているようだ。


羊たちが食べている草(のひとつ)



羊たちは水路の近くに下りて、斜面の草を食べたり、水を飲むこともある。水路の向こう側にも、羊飼いと群れが何組か見えた。



放牧している時間の後半は、群れは餌場に戻ることしか頭にないようだ。入り口に集まってしまって、草を食べる気配はない。ハリルからの合図を待って、わたしが入り口を開ける。あとは群れで自動的に餌場に走ってくれるので、取り残された羊がいないかどうか確認して、わたしも庭のなかに入る。


羊たちが囲われている小屋

この小屋のなかに餌場もある。かわいそうだが、人がついて放牧できる時間以外は、群れはここで過ごしているようだ。天気がよければ、もう少し広い敷地に放たれる。


小屋の入り口

すごいね。手製の壁と扉。それから扉のストッパーもクミシュテペ風である。
羊たちに餌をやって扉をロックしたら、今度は牛用の飼料を調合する。これがまた一仕事なのだった。

骨の取り合い

  • 2014.10.12 Sunday
犠牲祭のあと、うちの庭には羊の足やら牛の首がゴロゴロしていた。近所で犠牲として捧げられた家畜のそれを、犬たちが何個も持ってきてしゃぶっているのだ。


牛の下あご

庭のところどころにこんなのが落ちているのは日常茶飯事で、もう驚かなくなってしまった。最初のころはずいぶんギョッとしたものだが。骨の髄まで犬たちにしゃぶられて、最後はわたしが拾い上げて土に埋めるか、ゴミとして出してしまう。
なかよしのバグティとボウディが、骨の取り合いをして遊んでいた。


はっけよーい


のこったのこった


白目をむいて骨を死守するボウディ



最後は両脇から、いっしょに齧っていた。バグティは気質が穏やかで、子犬や子猫にやさしいのだ。昨日は牛の餌場に寝転がって、姿勢をできる限り低くして、牛にアピールしていた。牛ともなかよくしたいらしい。
バグティに遊んでもらい、猫のロチともつるんでいるボウディは、数日前から病気にかかってしまった。唯一の望みである注射をハリルがして二日になるけれど、あまり具合は回復していない。子犬はみなこの病気にかかって、命を落とすことも少なくない。これまで生き残ったのは、アッコだけだ。とても心配しているが、ボウディの生命力に賭けるしかないようだ。

猫たち

  • 2014.09.30 Tuesday
最近、新しい寝床を見つけたタイちゃん。



玄関を出たところにある、手すりに引っかけただけのホルジュンに収まって昼寝をしている。手すりの外側のポケットに入ってしまうので、危ないのだが。



反対側には、バートゥルが寝ていた。毎回こうやって両側に入ってくれればバランスが取れるけれど、そういうわけにもいかないか。


タイちゃん(左)とバートゥル(右)

子猫の兄弟姉妹は、いつも一緒にいてじゃれ合いながら育っていく。チロとロチもそうだった。遊びたい盛りに一緒にいるので、走ったり、飛びかかったり、噛み合ったり、お互いいい遊び相手になるようだ。餌も、競い合うようにして一緒に食べている。
ロチは相棒のチロを亡くして以来しばらくさみしそうだったが、今ではボウディという親友ができた。ボウディもほかに子犬がいないので、バグティやジャポン(この二匹は子犬にやさしい)がかまってくれないときは、猫たちに近寄っていく。


ボウディ(♀)とロチ(♂)

ボウディが餌の匂いを嗅ぎつけてどこかへ向かって走り出すまでは、ロチがしつこく追いかけまわしている。



ところで、タイちゃんの寝床のホルジュンは、危ないのでベランダの内側に吊るしてみたのだが、しばらくして見に行ったら床に落ちていて、猫は入っていなかった。落ちてびっくりしたので、もう乗らないと決めたのかもしれない。そのあとホルジュンをしっかり固定したけれど、猫が入る気配はなかった。そして、明日からまた家の工事が始まるというので、これもしぶしぶ撤去した。



冬のあいだ、猫たちが暖かく夜を過ごせるよう猫小屋を作りたいのだが、こういった吊るす寝床はいいかもしれない。床に箱を置いただけだと、外敵の侵入を恐れてか、なかなか入ってくれないのだ。

おかえりガウシャン!

  • 2014.09.15 Monday
三ヶ月前に突然現れて、当然のようにうちに居ついたミーコ。子猫のときに生き別れたチーちゃんの妹だと思っていたが、そうじゃなかったと確信したのは二ヶ月前のことだ。
あれ以来、「いったいミーコは誰なんだ?」という疑問がつねにわたしの頭の片隅にあった。ミーコのうちに居つこうという態度が、初日からあまりに断固としたものだったからだ。未だに成猫であるチーちゃん、ロミ夫、ロチみんなとケンカしているけれど、ここから離れる気はないらしい。


ミーコ(♀)

今日はミーコをなでて、うちに来たときと比べて毛並みがずいぶん変わったなと思いながら、彼女のブスな顔について考えていた。生まれついた顔のつくりは変えられないけど、毎日与えられる餌を食べてうちの庭で過ごしているうちに、ほかの猫たちのように美しくなるかな? などとバカなことを思った。そこでひらめいたのだ。ブス? ブスと言えば、子猫のときに人にやってしまったチーちゃんの娘、ガウシャンがいたじゃないか。チロ(故)とロチの姉妹だ。
そこまで来たらあらゆることがバチバチと繋がり始めた。ミーコの額にある黄色っぽい筋や、ゴマを振ったような灰色の前足、何度も言うようで申しわけないが、ブサイクなつくりの顔。そういえばこれらにはすべて見覚えがあった。ミーコはガウシャンだったのだ!
ミーコが初めてうちに来たとき、やたらにミャーミャー鳴いていたのは、きっと彼女に気づかないわたしたちに一所懸命説明していたのだろう。「わたしはガウシャンです」「わたしはここで産まれて育った猫なんです」などなど。もらわれていった先で子猫を産んで、どんなことが起こったかを色々と話してくれていたんだと思う。それをちっとも理解できず、彼女に気づいてやることもできず、まったく飼い主失格だった。でもこの事実に気づいたとき、本当に驚いた。グミシャンの中ではあるけれど、彼女がもらわれていった家は車で行くような、かなり離れたところにあるのだから。
家に戻ってパソコンを開いて、ガウシャンとミーコの写真を確認してさらに納得した。


大きくなったミーコ(左)=子猫のガウシャン(右)

早くハリルに伝えたかったのだが、こんなときに限って帰りが遅く、そのあいだ何度「ブヒャヤヒャヒャ!」と声を出して笑ったことか。もちろんミーコの名前は返上して、ガウシャンに戻すことにした。コロコロ変わって申しわけないね。

追記:
先日、ハリルはこれまた人にやってしまった雌犬のアッコの様子を見に行ったそうだ。それほど遠いところではないのだが、もらわれて以来アッコは一度も戻って来なかった。ハリルは顔を見せて「アッコ! アッコ!」と呼びかけたが、なんとアッコは思い出せないのか、ク〜ンク〜ンと唸ったあと、「ワンワン!」とハリルに向かって吠えたてたそうだ。
そうかと思えば、長いあいだうちで暮らしたカシコは、最近うちに顔を見せに来た。ガランキが噛みついたり、ユールックが威嚇したのですぐに逃げてしまったが、彼女はたしかに戻ってきた。またすぐ来るかと思っていたのに、それっきりになっているが。

バートゥルの父親

  • 2014.09.14 Sunday
バートゥルは、生後6か月になったチーちゃんの息子である。毎日、妹のタイちゃんと一緒に庭中を駆け回っている。これまでトラ猫ばっかりだったので、手足とお腹が真っ白なのが新鮮で、なかなかフォトジェニックだと思う。


ポーズもとれるよ♪


バートゥル(♂)

今日はこのバートゥルの父親がやってきた。夕方、猫たちが唸っているので見に行くと、この猫(下の写真)が二階に上がろうとしていて、ロミ夫がそれを阻止しようとしていた。


バートゥルの父親

チーちゃんが出産した直後にうちに来たことがあるので、わたしは彼を知ってる。模様もバートゥルによく似ているじゃないか(バートゥルが父親に似ている)。


威嚇するロミ夫と、サポートしようとするロチ(手前)

ロミ夫はしっぽを大きくして、首を捻りながらものすごい唸りをあげていた。高い位置にいて有利なはずなのに、ビビっているのはロミ夫の方だった。でも一家を支える(?)リーダーとして、その意地を見せたようだ。感心した。


バートゥル「父ちゃん来た!」

そのうちバートゥルもやってきて、自分の父親をじっと見ていた。分かるんだろうか? こればっかりは謎だ。
状況があまりに緊迫してきたので、結局わたしがこの父猫を追い払った。そしてうちの猫たちに餌をやっていたら、父猫は戻ってきて、二階の玄関前まで進み、なんと餌に合流したのだった。猫たちが反応したのでまた追い払ったが、この猫もかわいく思えてきて、オスだし、うちで飼ってしまおうかと一瞬血迷ってしまった。まずいまずい。



よく太って毛並みもいいので、どこかで餌をもらっているのかもしれない。その柄から、わたしが東京で飼っていた猫を思い出した。どうして来たのかな? ミーコのように、うちの猫たちのなかまになりたかったのか、バートゥルの様子を見にきたのか(この可能性は低い)、チーちゃん狙いか。


チーちゃん(♀)

チーちゃんは、一連の騒ぎをいつものクールな態度で遠くから見ていた。気品があるったらない。夫選びのセンスもあるし。


タイちゃん(♀)

バートゥルの妹タイちゃんも元気だ。彼女は走りが速すぎて胴体が飛んでしまい、手足が浮いちゃっている感じだ。なんでもじっと見つめる瞳が印象的。

朝の仕事ウズラ

  • 2014.09.04 Thursday
朝の搾乳のあと、ウズラに餌と水やりをしている。ハリルがあまりに忙しいからとヘルプしているうちに、いつのまにかウズラの世話はわたしの仕事になっていた。朝晩、毎日世話するようになってもう一ヶ月くらい経つだろうか。最初は小さな鶏も同じ部屋にいたのだが、今はウズラだけだ。鶏は、餌をやろうとするとわたしの手を突いてくるし、コケコケうるさいのでやっぱり好きになれなかった。しかも、どうも餌をウズラの分まで食べているようだったので、ついにハリルに頼んで別の場所(ナーセルの家)に移してもらった。


まばらに散ったウズラたち。そのうち全部食べちゃいます

鶏に比べると、ウズラは鳴き声も美しいし、飛びかかってくる勢いも小さく、扱いやすい。鶏やウズラがバタバタと飛びかかってくるのは、親愛の表現なんだろうか。それとも「早く餌くれ!」という合図? 1:9で後者だろうな。
ウズラの餌は、小麦のふすまや混合飼料をスイカの果汁でやわらかくしてやっている。スイカを半分に切って、果肉に格子状に切れ目を入れ、指で果肉を掘り出して飼料の入ったバケツに入れる。飼料と合わせてぐちゃぐちゃ押しつぶすとき、まさに糠床を作っているのと同じような感覚で、けっこう気持ちがいい。


となりに見えるのはアーフン(故)の庭

ハリルはときどき魚の煮たのをやったり、草を摘んできて細かくしてやったりしていたのを思い出して、一度だけ草をやったけれど、愛情が足りないのでそれっきりだ。
餌をやって水を取り替えたら、スイカの皮も床に置いてやり、今度は牛の糞の掃除か庭木の手入れ、または羊毛洗いにとりかかる。庭木といってもほとんど何もないので、実際は庭のゴミ拾いに終始しているのだが。

白い犬ユールック

  • 2014.09.02 Tuesday
また一匹、犬が増えることになりそうだ。この犬は、前に南庭に雇っていた夫婦が、出ていくときに置いていった二匹のうちの一匹。自分の犬を置いていくなんて、まったくあきれてしまうが、ここではいつものことだ。


額についた赤い点は、血じゃなくてスイカ!

最初は、ハリルが南庭に行くのが遅れるとハリルを迎えに来ていたこの犬だが、最近は彼が出かけたあともここに残っている。餌の時間にはほかの犬たちから牽制されているけれど、昼寝のときは争うことなく平和に過ごしている。ハリルのバイクと並んでものすごく早く走るので、トルクメン語で「ユールック」、ランナーという意味の名前がついている。ひとつ困ることは、うちの猫たちをその俊足で追いかけてしまうことだ。いつか噛みつくんじゃないかと、庭に彼がいるとわたしは気が気でない。


猫は全部で 6 匹。なかよく食べている

少し前にうちにやってきた子犬のボウディは、すっかりこの環境に慣れたようだ。猫に餌をやると二階まで上ってきてそれを食べてしまうので、まずボウディを下に繋いでから猫の餌やりをしている。


ボウディ(♀)

口になにかくわえていると思ったら、さっき顔を突っ込んでいた子牛の餌箱から、なすを一本取ってきたようだ。あっち行ったりこっち行ったり、自分が犬だという自覚がまだないのかも。

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