スポンサーサイト

  • 2014.12.06 Saturday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -
  • -
  • -

ティッシュケース

  • 2014.06.15 Sunday
イランのティッシュの箱は、他のあらゆる紙製品と同じく、質が悪い。点線の入っている取り出し口はきれいに切れたためしがないし、ペラペラで、すぐにペチャンコになる。印刷の質も悪いし、そのデザインも気に入らない。ひょっとして、一番質の悪いティッシュしかクミシュテペでは手に入らなくて、テヘランではもとましなものを売っているのかもしれない…と思うことがある。
そんなものだから、ぺちゃんこにつぶれたティッシュの箱を部屋に置いておくのが気になることがある(というほど、うちはスタイリッシュでも何でもないのだが)。気にしているのはわたしくらいだろうが、今日は偶然、インターネットですばらしいものを見つけてしまった。この悩みをすっきり解決してくれるような、ティッシュケースである。


朝日新聞デジタルより

ペラペラのティッシュの箱を捨てて、中身だけを入れて使うことができる。なにより遊び心がある。値段はちょっと高くて、クミシュテペでティッシュが 20 箱買えるくらいだが、これならわたしのなけなしの日本円をはたいてもいいと思った。
ただし、日本に帰国するのを待っているとまた半年以上かかってしまうだろう。買物はとりあえず保留しておいて、自分で似たようなものが作れないかどうか、試してみた。



まずはティッシュの箱を切り開いて、模型を作った(上)。両面に取り出し口がついているようだが、山型にしたときの上側は小さめ、下側は大きめの大きさである。それもまねして、ティッシュが取り出せることを確認してから、まわりを折り紙で包んだ。









ちなみに、紙で作ったわたしの模型は、本物のように蓋を開けることができない。ティッシュの束を折りながら、取り出し口から押し込むのである。やはりプラスティックの本物とは存在感が違うし、さらっとした質感もさりげなさを演出するために大事な要素のようだ。
ペラペラのティッシュをケースで覆うことはこれまで思いつかなかったのだが、この機会に布でカバーを作ることもできると気がついた。半年のあいだに布カバーを作れなかったら、やっぱりこれを買おうと思う。

カックマキリム

  • 2014.06.07 Saturday
トルクメンの手仕事のうち、織物は有名だ。トルクメン語でハーリと呼ばれる絨毯や、カックマというキリムがある。キリムには毛糸で織るものと、化繊の糸で織るものがある。下の写真は、毛糸で織っているカックマ。



これは初心者の作品だが、こういった基本パターンを織って覚えるようだ。最初はみな自分のために織って練習し、上手になったら人に織ってあげてお金をもらうのが一般的だそうだ。ほとんどの女性が織物をすることができるけれど、最近は外に仕事に出る女性もいるので、100%とはいかないようだ。ハリルの妹のアイシャはもうすぐ長女が結婚するのだが、そのときに持たせる絨毯やキリムを見せてくれた。小さいのから大きいのまで、二十枚くらいあったんじゃないかと思う。若いころからずっと織りためていたそうだ。アイシャはもう一人娘がいるので、これからまた織るのだろうか。気が遠くなりそうだ。もうすぐ結婚する姪と「女の子は産むもんじゃないね〜」と冗談を言うのが精いっぱいだった。



さて、小さめのカックマは、上の写真にあるような枠を立てて、下から横糸を通していき、それをトントンと叩きながら織る。トルクメン語の動詞 kakmak には "to knock" という意味がある。コンコン、とドアを叩くときの動作だ。



小さな玄関マット用のキリム。渋くもあるし、かわいくもある。できあがりが楽しみだ。

トルクメンの民芸品

  • 2014.06.06 Friday
トルクメンの民芸品を日本で売りたい…という話を去年から書いているのだが、ここにきてようやくそれらしい試作品(第一号!)ができた。トルクメン刺繍を施した、小さなペンケースである。



トルクメンは伝統的に、女性がワンピースの下に着ているパンツの裾に、細かい刺繍をあしらっている。その刺繍は帽子や服の襟もとや袖などにも用いられるし、布で作るそのほかの小物にも使われている。たくさんの種類の図案があるのだが、図案集などが印刷されているわけではなく、刺し手の頭のなかにそれらは収蔵されているようだ。とくに70年以上刺しつづけている義母が知っている図案は、数えきれないほどあるに違いない。彼女は生き字引ならぬ、トルクメン刺繍の生き図鑑と言えるだろう。



このデザインは、鳥の足を表現したものだそうだ。義母が刺したものをわたしが縫いあげた。義母はいつも、明るい窓際に座ってコツコツと手を動かしている。わたしが行くとその手を休めて、両手を広げて抱きしめて、両頬やら手の甲やらにキスをしてくれる。そして刺繍を見せてくれて、「よくできてる?」と聞いたり「もううまく刺せない。目が見えない」と言ったりする。彼女は86歳だが、裸眼で刺繍をしているのだ。たしかに若いころの作品よりも目が不揃いだが、そんなことよりも、生涯刺繍をしつづけた彼女の作品自体が宝物だと思う。その証拠に、いまだに彼女へのパンツの注文は絶えることがないのだ。



こちらは別の図案で、その名前は誰もが口にするのだけれど、一体それが何なのか誰も説明できない。貴重な図案たちを解説できる学者が必要のようだ。
トルクメンの民芸品は、こんな調子で鋭意製作・仕入れ中だ。始めてみたら、トルクメンの文化について色々と興味もわいてきて、とてもいい刺激を受けている。

ごみ箱

  • 2014.05.12 Monday
ハリルに習った、ごみ箱とティッシュペーパーのない生活は気に入っていたのだけれど、お客さんがあった場合、頑なにそれを通すわけにもいかない。いちいち水で手を洗ってもらったり、出てしまったゴミを台所に持ってきてもらうのは不便だからだ。
先月トルクメニスタンからのゲストがあったとき、急いでごみ箱が必要だったので、魔法瓶の入っていた小さなダンボールにレジ袋をかけて部屋に置いておいた。クミシュテペ(グミシャン)では一般的に、プラスティックの、蓋がぶらんぶらんする小さな容器がごみ箱として使われているようなので、それ自体がごみのような段ボールを見てゲストはぎょっとしたかもしれない。



そこで少しは見栄えをよくしようと、テーブルの上をごちゃごちゃにして、思いつくままに作業を始めた。といっても、大したプランはなく、段ボールの形を整えて、まわりにセロテープで繋いだ折り紙を巻きつけただけである。



寝室が(段ボールが)二つあるので、各部屋に一つずつ。トルクメンにはこれが日本的かどうか分からないだろうが、プラスティックのペラペラより質感は優れている(とわたしは思っている)。



貧乏くさい? もう自分では分からなくなってきた。良質のものが買えないクミシュテペなので、再利用できるものはなるべくしようと思っているだけなのだ。ある朝、ハリルが一点を見つめて笑い出したことがある。トルクメンの奥さんは絶対こんなことをしないだろうと言うのだ(下の写真)。



トマトペーストの缶をきれいに洗って、和紙を巻きましたけどなにか? ハリルが笑ったのはもちろんバカにしたのではなく、うれし笑いのはずなのである。

羊毛の作業

  • 2014.05.11 Sunday
うちにはよく泊り客が来るわりに、お客さん用の布団一式が満足に揃っていない。掛け布団はいま日本から送ってもらっているので今後はそれでなんとか間に合わせるとして、問題は敷布団だ。義母の家からもらった敷布団が何枚かあるのだが、それらの丈がなぜか全部短いのだ。だからその丈の短い布団を敷いて、枕は床に直接置いて寝る。そうすると、枕の高さが敷布団と同じくらいになるのでもう一つ枕を置く必要があったり、寝ているあいだに枕と布団のあいだに隙間ができて、非常に寝心地の悪い状況になる。その方法がトルクメン独特のものなのか、ナーセルの家だけなのかいまだに分からないが、布団の上に枕も置いて寝るものと思っているわたしには、これが不便でしょうがない。それに、日本からのお客さんがあった場合、わたしと同じく感じるに違いない。
そこで、というかついに、敷布団の製作にとりかかった。春に刈った羊の毛がたくさんあるので、それを使って敷布団を作ろうというわけだ。羊毛は、敷布団の素材としては優れていると思っている。ただ、原料から作るのがあまりに大変なので、これまで敬遠してきたのだが、小さい敷布団にもう満足できないので、やってみることにした。
羊から刈った羊毛は、そのまま大きな袋に入れて保存されている。それを少しずつ取り出して、棒で叩きながら羊毛についている糞や干し草などのごみを取り除く。それから水洗いし、洗剤を入れてまた洗う。それを干して乾かす。もちろんすべては手作業だ。わたしがこれまで聞いたところでは、そこまでやって工場に持っていけば、布団に使えるようなふわふわの状態にしてもらえるはずなのだ。



ところがそのごみを取り除く作業だけでも、やたらに時間がかかる。きれいな部分も糞まみれの部分も一緒になって袋に入っているので、一心不乱に仕事をしても二時間後、仕上がったのはたったこれだけ。



布団一枚分を用意するまでに、いったいどのくらいの日数がかかるのだろう。三日間作業しただけでもうやめたくなってしまった。街で布団は買えないのかどうか、あらためてハリルに聞いてもらうことにしたが、あったとしてもとても満足できる質のものではないことが予想できる。誰かに作ってもらうのも高くつきそうだし…などと思いながら、棒きれで羊毛を叩く毎日である。

ケンドゥルック

  • 2014.03.22 Saturday
壊れていたミシンが、ようやくなんとかなりそうだ。新しいモーターをジェリルが買ってくれたので、近所のアーフンが修理をしてくれることになっている。新しいミシンに買い替えることも考えたが、結局はこれまでどおり黒いミシンを直して使うことにした。
わたしは今年こそ、トルクメンの民芸品を日本で売ることを実現させたいと考えている。でもミシンが整うのに何ヶ月もかかるこのレベルでは、前途多難で頭が痛い。だがしかし、諦めてはいない。
このプロジェクトのことは去年からずっと考えているし、いくらか事も起こしていて、いずれ売りに出そうと思う商品の中には「ケンドゥルック」がある。これは布でできた、トルクメンのベーキングマットだ。丈夫な二枚の布を縫い合わせたもので、内側の白い生地の上にパン生地を置いて、こねたり寝かせたりするのに使う。



作業が終わったら余分な粉を取り除き、折りたたんで収納できるので、作業台の上を簡単に拭くことができて便利なのだ。ちなみにこの一枚は、わたしが日本に帰国したときに試作として縫ったの小さなもの(60X60cm)。トルクメニスタン製のもの(120X120cm)は、少量のベーキングしかしない場合には扱いにくいので、サマーバゲットが扱いやすいサイズをこしらえた。



パンが焼けたあと少し冷ましてから、ブラシで余分な小麦粉を払い落としている。イランのパン屋の前にはたいてい、熱々のパンを置いて冷ましたり粉を払ったりする網の台がある。そこで思い思いに作業をしてから、人々は大量のパンを抱えて帰っていく。家でする場合は、粉が意外と広範囲に飛ぶので縁側とかベランダとか、戸外でした方がいいようだ。



ケンドゥルックはイラン製の綿100%の布で作ってある。焼きあがったパンを置いたり、折りたたんでちょっと鍋敷きに使ったりもする。

留守番三昧

  • 2013.10.06 Sunday
またトルクメニスタンからビジネスマンのお客さんが来て、ハリルはテヘランへ同行してしまった。よって、牛、犬、猫、うずらの世話がまたわたしに降りかかっている。昨晩はそのお客さんを歓迎してなのか、別のお客さんが四人(+こども二人)もうちにやってきて閉口した。わたしは四時半に起きて動物の世話をしているので、夜のお客さんは心底ウェルカムじゃないのだ。しかも食事時に現われたので、わたしの食事がなくなってしまった(笑)。食べものの恨みは恐いぞ。
ということで、昨日食べ損ねたじゃがいものニョッキを、今日のランチに一人分作った。最近手打ちパスタにはまっているのだが、じゃがいもがたくさんあったのでニョッキという新しいレシピに手を出してみたのだ。



じゃがいも2個、小麦粉50gで作った生地を棒状にして輪切りにし、フォークで潰した。フォークで潰す作業がとくに楽しい。輪切りにした生地を一度まるめてから潰すやり方もあるようだが、不揃いの方がおいしそうな気がしてそうしてみた。



サラダ用の野菜を切るときなど、わたしはつい同じ形、同じ大きさに切ってしまう癖があるのだが、ハリルのはいつも乱切りというか、大きさや切り方の向きなどが違うものが混ざっている。でもその方が、なぜかおいしそうに見えるのだ。不揃いの美学である。
ちなみにじゃがいものニョッキは、粉と水だけで練ったパスタのようなもちもち感はないけれど、やわらかくて舌触りのいいパスタだと思った。お客さんはニョッキだけを半分以上残していたけどね。
そして今日はテーブルの一角に常設してあるパソコンを片づけて、片側にケンドゥルック、片側にミシンを置きっぱなしにして、粉ものの作業と縫物を堪能した。動物の世話の合間に、だが。



ライスが入っていた袋が空いて丈夫そうだったので、書類入れを作った。ハリルもナーセルも、書類を折り曲げてポケットに入れて持ち歩くので、今度はクリアファイルに入れてこれを持たせたい。彼らには米袋で十分じゃろう。でも把っ手はかわいいチロリアンテープ。スウェーデンで友人と一緒に生地を買いに行ったときの思い出のものだ。



そしてニョッキの小麦粉ついでに、パンも焼いた。あいかわらずのサワードウパンだが、20回くらい焼いたところでサワードウの状態が変わってきたようだ。熟成されたのだろうか、菌が以前より元気になっている。

バッグの修繕(再)

  • 2013.08.14 Wednesday
作りなおしたイケアバッグ、使った初日にさっそく壊れた。やる気がミニマムに落ち込むな。



この買物袋はバイクの後部座席に下げるので、マフラーなどの熱くなる部分に触れて焼けてしまうのだ。きっといくら直しても同じことの繰り返しになるだろうから、穴の空くたびに布テープで修繕しようと思う。



内側も同じく布テープを貼ってある。このテープはまるいのではなく、わたしがまるく切り抜いている。まるの練習である。
ちなみにハリルとわたしのダウンジャケットも、この方法で直している。ハリルのは茶色地に黒いテープなので、ほとんどわからない。近くで見てまるいテープ跡を見つけた人も、必ずうれしそうに笑っているよ。

バッグの修繕

  • 2013.08.12 Monday
市場での買物に、スウェーデンから持ってきたイケアのバッグを使っていたのだが、とうとう底にも穴が空いてしまった。かなり重いものを詰めてバイクの両脇にぶら下げるので、ところどころ擦りきれてボロボロなのだ。先週は通りがかりの人に「穴空いてるわよ(もの落ちるわよ)」と言われてしまったほど。
思えば一年半、毎週毎週、酷使していたバッグだ。いい加減直してあげないといけない。袋の底を二重にして修繕しようと思ったらうまくいかなかったので、思い切って最初から作り直すことにした。



どうでしょう、新品同様でしょう? これではまた市場で目立ってしまうな。
丈夫な持ち手だけはアイロンをかけて、再利用した。バッグ本体は、ハリルがパン屋から犬用の堅いパンを買ってきたときに入れていた袋だ。小麦粉を入れる袋だったのか、粉がたくさん目に詰まっていたので、じゃぶじゃぶ洗って乾かしてから縫った。





そして穴の空いた袋(上)はいよいよ捨てどきだろうか。もう一枚あるイケアバッグは、穴に布切れをあてて使っているので(下)、これらも修繕して使うべきだろうか。いやいやいや、もう捨てていいよね(と言ったらハリルが捨てるな。って)。

プレイスマット

  • 2013.08.03 Saturday
ずっと気になっていた、プレイスマット(ランチョンマット)をようやく縫うことができた。もうすぐ断食月の終わりのお祝いで人が来るかもしれないので、重い腰を上げて取りかかったのだった。
食卓用のテーブルが届いて以来、食器の下にはいつもハンカチを敷いて済ませてきた。でも本当はちゃんとしたマットを敷きたかったのだ。テーブルクロスという手もないではないが、なにせこのテーブルは、210×120cmという巨大サイズ。そんな大きなクロスをいちいち洗濯していたらかなわない。それに、イランでは食卓は床に大きなクロスを敷いて作るのが一般的なので、小さなプレイスマットは売っていないだろう。だから、自分で作るしかなかったのだ。



市場で売っている布には選択肢が少なく、迷う余地はほとんどなかった。この布はテーブルクロスとして一般的な、イラン製のものだ。うちのテーブルの色と似ていて、派手な緑色の食器とけんかしないものと考えていたので、これに決めた。



中古で買ってもらったJUKIのミシン。後からつけた足踏み用のモーターは、小さなマット4枚を縫っただけで熱々になって焦げ臭いにおいがしたので、途中でパン生地をこねたりしながら、休み休み仕上げた。





こんなもんだろうか。マットは無地がいいと思っていたのに、できあがってみたら柄はあった方がよかった。食器のコーディネイトも二種類しかないが、簡単なのでよしとしよう。
じつはテーブル用の椅子も八脚、最近できあがってきた。それに合わせてマットも八枚縫ったけれど、ハリルがお子ちゃま並みに汚してくれそうので、残りの布を使い切って予備も縫っておこうと思う。椅子やテーブルセッティングの様子は、ラマダンバイラムのときに紹介したい。

記事一覧

カテゴリ

アーカイヴ

プロフィール

コメント

PR

リンク

このサイトを検索

その他

モバイル

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM